9月になってもまだ暑い!! 暑さに弱いPanda3です。
という訳で
(どういう訳だ?前記事参照:Old Mac ReBorn Project (マッキントッシュ リボーン計画) Vol.0 ~序章~ 古いマックを今の性能で再生させたい!)
ノープランで始まった。Old Mac ReBorn Project ですが、パンダ3の持っているマッキントッシュプラスは、それ相応の年月を重ねていて、かなり歴史を感じさせるカラーリングになっているわけですよ・・・
まあ簡単に言うと、汚いというか、黄色くなってる。
これは経年劣化による日焼け?によるものらしいので、一度洗浄してみて、きれいになればそれでよし、あまりキレイにならなかったら、塗装しようかなと思っています。
何はともあれまずは分解ですね。
余談ですが分解は子供のころから大好きで、かなり萌えポイント!!
中身を知るって、知的好奇心が猛烈にくすぐられます。
それではMacintosh Plus を分解をしていきたいと思います。
Macintosh Plusを分解する。
分解には特殊なドライバーが必要です。
まあ昔からのMac使いの方には、いまさら説明する事もないのでしょうけど、Macintoshは通常のドライバーでは分解できません。
トルクスネジという星形のネジを使っています。
トルクスドライバー(以下トルクス)を使います。トルクスにもいろいろサイズがありまして、
Macintoshには「T-15」というサイズを使います。
しかも、持ち手の奥のネジは深いのと細いのとで、ビット系のドライバーや短いトルクスでは入らないので、分解させない気満々ですね。
昔は分解キットみたいなものもあったようですが、いまじゃ入手困難なので・・・はぁ~メンドクサ
色々調べたら持ち手の奥のネジは15cmあればイケそうなのでアマでこれを調達しました。
T15以外のサイズ使わないんだろうなと思いつつ一番安かったので・・・
これさえあれば「鬼に金棒」「ヱヴァンゲリヲンにロンギヌスの槍」とばかりに分解ができます。
ではさっそく分解します。
カバーの取り外し
マッキントッシュプラスは後ろの下2ヶ所、持ち手の奥2か所、電池ケースに一か所の計5か所あります。
これを外せば前からとれる仕組みです。調べると色々出てきますので先人に感謝ですね。
あとケース自体作りがキツキツなのでマイナスドライバーでこじると傷がつきます。
これも昔の分解キットに蝶番みたいなキットがあったので丁番か大きいクリップで自作しようかなとも思ったのですが、差し金が視界に入ってしまいまして、
「差し金の面で押せばきれいに取れんじゃね」という暴挙に出ました。まあ慎重にはやりましたよ。傷つけるのは嫌なので・・・
この差し金、シンワの安いやつで、エッジが立っていないのです。なんか百均のプラ定規でも代替できそうな気もします。
そしたら普通に開きました。結果オーライ!
ただパンダ3早く開けたいばかりに気持ちが先行しました。なんと電池ケースの中のネジ外し忘れでケース開け始めるという失態です(笑)
気が付いたのが早かったんで問題無したが、危うくケース壊すところでした(汗)何事も焦っちゃだめですね。
カバーの中身は空です。何もありません。空っぽです。主要パーツはモニター側にくっついていますね。
ちなみになんですが、オールドマックのバックカバーの内側には、この筐体を作った人達のサインがあります。
ジョブスのサインもあるらしいのですが、パンダ3よく見てないんで気になる人は探してみてください。
中身の分解
それでは、中身を分解していきます。ブラウン管が時代を感じさせてくれますね。
まあ取っ払いますけど
まず、電源ボード外します。ですが・・・
まあブラウン管テレビの時代を知っている人なら、「裏は技術者以外開けるな」「感電危険」「危ない」などなどの恐ろしいセリフが書いてあったのはおぼいているでしょうか?
まあ液晶テレビでも書いてありますが、ブラウン管テレビは数万ボルトの電流です。「知識がない人が無謀に開けるとマジ感電」します。
電源入れっぱなしで触ったりすると本当に死ぬ可能性すらあります。
わからない人は中の部分は絶対触ってはいけません。マジです。
※Panda3ch(このページ)は分解を推奨するものではありません。安易にマネをしてけがなどをしても一切責任は取れませんし取りませんので、自己責任でお願いします。
※気になる方は「ブラウン管 分解」「ブラウン管 放電」でググってください。
と注意事項は述べましたので電源ボード外しに取り掛かります。
ブラウン管の放電をしたら、電源ボードにつながっているコネクター関係を丁寧に外していきます。
次に、電源ボードの基盤のネジ外します。
この辺はプラスネジですから、プラスドライバー準備します。
おっと、先にロジックボード外しますかね。これはFDDのコネクタ外すと簡単に取れます。
分解に関係ないですが、マザーボードじゃなく「ロジックボード」ですよ
そしたら、ブラウン管です。ブラウン管もトルクス「T15」4ヶ所で固定されています。
荷重のかかるところには、トルクスネジ使ってますね
ブラウン管が外れたら、フロントパネルとメインフレームを分離します。
ここはもトルクス「T15」です。フレームの(FDDの)上側3ヶ所・下側2ヶ所の計5ヶ所です。
最後にフレームとFDDを分離して終了です。ここはフレームの下側にプラスネジ4ヶ所でした。
これでMacintosh Plusの分解が完了しました。
思ったより部品点数、あとネジの数も少ないと思いました。このパッケージングは「価格」「性能」「デザイン」すべてで当時は革新だったんだろうなと思います。
改めてジョブスはすごいな・・・
Youtube
動画あります。
Youtube:【Old Mac ReBorn Project】#01 分解編/Disassembly
次回はこの茶色い筐体のクリーニングに入りたいと思います。
ではではPanda3でした。